日本全国の黄色いポスト
鹿児島県指宿市
鹿児島県指宿市の特産の一つに,菜の花から採取される菜種がありました。
古くは,江戸時代の頃より地元では菜の花が奨励,栽培され,篤姫の父,忠剛も菜種の生産を奨励したという。
現在,その数1000万本の菜の花の花が咲き,黄色い絨毯が広がる指宿は,こうした歴史から始まっています。
その菜の花は,今では市のイメージカラーとなっており,誘客のための観光素材や参加者数約1万人を超える「いぶすき菜の花マラソン」や「いぶすき菜の花マーチ」が開催され,指宿市の観光を代表するものとなっています。
そのような中、当時のいぶすき菜の花マーチの実行委員長から「いぶすき菜の花マーチのコース沿いにあるJR日本最南端の駅『西大山駅』の価値を今以上に高めたい。『菜の花』をモチーフにした黄色いポストを設置したい。」という相談がマーチ事務局にありました。
早速,郵便局に協力依頼したところ,レトロな赤いポストを長崎から西大山駅に迅速に取り寄せていただき,実行委員会で黄色に塗り込む等し,平成22年に「黄色い郵便ポスト」として生まれました。
現在は,「開聞岳のすばらしい景観を見て幸せな気持ちを他の人に届けてほしい。」というような願いを込めて「幸せの黄色いポスト」と呼ぶようになりました。
所在地
鹿児島県指宿市山川大山602 JR日本最南端の西大山駅前